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根の先の膿を取り出す!歯根端切除術(根尖切除術)

  • 5月1日
  • 読了時間: 3分


「根の先に膿がたまって根管治療をしたが、なかなか治らない」 その原因は、根の先端の特徴にあるかもしれません。



こんにちは、芝ポーラ歯科です🌸

今回は、なかなか治らない根の先にできた病変を、外科的に除去した症例を紹介します。



歯科の治療で一番難しいといわれているのは、保険診療でもよく行われている根の治療(根管治療)です。

根管(神経の入っている管)はとても細く複雑な形状をしており、3次元的に湾曲しています。中には蜘蛛の巣のように網状になっていたり、くっついたりしている根管もあります。初回の治療よりも、再治療の回数が増えるほど難しい治療になります。

その中でも今回問題となるのが側枝の存在です。

根管は、葉脈のように側枝が枝分かれしていることがあり、髪の毛よりも細いことも珍しくありません。 側枝は、根尖(根の先端)3㎜程度の部分に特に多く存在していると言われています。

根管側枝、根管治療|港区芝公園・赤羽橋・三田・田町の歯医者|芝ポーラ歯科

この側枝の部分には器具が届かないため、通常の根の治療では、薬液を使用して殺菌します。しかし、充分に薬液での殺菌を行ったとしても、側枝の奥深くには薬液が届ききらず、細菌が生き残ってしまう場合があり、これが原因で、根尖病変(根の先にできた膿)が治らないことがあります。


そこで、『側枝が多い根尖3㎜程度と根尖病変を、物理的に切り取ってしまえば良いのではないか』という処置が歯根端切除術(=根尖切除術)です。

なかなか治らない、痛みから逃れるには抜歯しかないかもしれない・・・と思われた歯を抜かずに治療できる可能性があるのです。


事前準備として、精密根管治療とCT撮影を行います。

精密根管治療を行うのは、外科的に根尖を取り除いたとしても、その上の残った部分が細菌に感染していたら治らないためです。もちろん、精密根管治療のみで治癒してしまえば、そこで治療は終了です。

また、事前にCTにて病変の部位や形態、顎の骨や神経との関係などを3次元的に確認し、大きさや位置を測定します。根尖切除術の傷口を最小限に抑えつつ、より安全に病変をすべて取り除くためです。


根尖切除術を行う際は患部に充分に麻酔を行い、CTでの測定値を参考に切開を行います。

歯根端切除術、術前|港区芝公園・赤羽橋・三田・田町の歯医者|芝ポーラ歯科

骨が溶け、歯根と肉芽(細菌感染によって生じた悪い組織)が表面に出ています。


根尖切除術、術中写真|港区芝公園・赤羽橋・三田・田町の歯医者|芝ポーラ歯科

肉芽を取り除いて消毒し、根の先端を切断、切断面を封鎖したら縫合します。

麻酔も含め、痛みは全くなかったとのことでした。

骨の治癒にはどうしても時間がかかるので、1~3年程度の経過観察を行います。

(症状が無ければ、定期健診の時に状態を確認することも可能です)


料金:約3~10万円(神経の治療費・歯周病治療費含む)


通院期間:3か月(6回程度、経過観察は除く)


🌟メリット🌟

  *もう抜歯しかないと思われた歯を保存できる可能性があります。

  *通常の感染根管治療(根の再治療)よりも、成功率が上がります。

  *ブリッジや義歯にならなければ、周りの歯も守ることができます。

  *土台が大きく外せない歯やかぶせ物を外したくない歯でも、

   状態によっては適応できることがあります。


☔リスク☔

  *外科処置のため、一時的に痛みや腫れが生じることがあります。

  *歯の位置や形態などによっては適応外となることがあります

  *根の先端を切断するため、術後に歯が揺れるリスクがあります。

  *処置を行っても治らない場合や、数年後に再発してしまう場合があります。

   


芝ポーラ歯科の根管治療についてはこちらをご確認ください



どうしても残せずに抜歯となってしまう場合には、インプラントやセラミックスも含めた治療の相談も行っています。(インプラント無料カウンセリングも実施しています)

港区芝公園・田町・三田・赤羽橋で根尖病巣にお悩みのかた、抜歯しかないと言われたけれども歯を残せないか確認したいかた、ぜひ一度、芝ポーラ歯科までご来院ください🐻

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