左上第一大臼歯をセラミックへ
- 芝ポーラ歯科
- 3月17日
- 読了時間: 3分
更新日:3月18日
奥歯の銀歯をセラミックに置き換える症例をご紹介します
定期健診に通われている患者様より、「銀歯を白くしたい」とのご希望があり、ジルコニアセラミックに変更しました
今回の歯は 第一大臼歯 で、噛み合わせの要となる非常に重要な歯です。

なぜジルコニアが良いのか?
近年、保険診療でも CAD/CAMインレー という白い詰め物が登場しています。しかし、このCAD/CAMインレーは 摩耗しやすい という大きな欠点があります。なぜなら、主な成分がプラスチックのような素材だからです。
実は、奥歯が削れると 噛み合わせが変化 し、顎がより強く噛み込む方向へ動きます。その結果、前歯にも負担がかかり、前歯までも削れてしまうことがあるのです。→こんな感じになります(タップまたはクリック)
そこで、 白色をご希望の方には大臼歯には耐久性の高いジルコニアインレーをおすすめしています!
ジルコニアインレーのメリット
✅ 硬い(しっかり噛める)
✅ 汚れが付きにくい(虫歯や着色のリスクが低い)
✅ 削れにくい(長持ちする)
✅ 適合が良い(ぴったりフィットする)
✅ 自然な白さ(美しい見た目)
デメリットは?
💰 コストがかかる…!当院では リーズナブルな価格設定 にしておりますが、5.5万円(税込) となります。
白く美しい歯を長く保ちたい方には、 強靭なジルコニアインレー をぜひご検討ください✨
当院の技工所について & インレー治療の流れ
当院が提携している技工所は、芸能人の歯の製作も手掛ける 高い技術力を持つ技工所 です。見た目の美しさはもちろん、噛み合わせや適合の精度にもこだわった補綴物を提供しています。
また、今回のように 隣の歯と接するインレー(詰め物) を装着する場合、 接触の強さ がとても重要になります。
強すぎると違和感や痛みの原因に
弱すぎると食べ物(特に繊維質のもの)が詰まりやすくなる
そのため、 セット時には細かい調整を行い、快適に使えるよう仕上げています 🦷
治療の流れ
1回目:銀歯の除去 & 精密な型取り
💉 麻酔をして、痛みを抑えた状態で治療開始
🔍 銀歯を外し、歯ぐきの状態をチェック → 特に問題なし🦷
🔍銀歯の下にあった金属イオンによる着色を除去
🛡️ しみにくくするために特殊なコーティングを施す
📸 3Dスキャナーで精密な型取りを実施
✅ しっかりとした仮蓋(仮封)を装着
処置後の注意事項
⚠️ 治療後30分間は飲食を控えてください
⚠️ キャラメルやガムなど粘着性の高い食品は避けてください(仮蓋が外れるのを防ぐため)
2回目:インレーのセット & 噛み合わせ調整
🔧 隣の歯との接触を調整し、食べ物が詰まりにくいようにセット
🔝 高さの微調整を行い、違和感のない仕上がりに
🧐 術前術後で噛み合わせに変化がないよう細かくチェック
🧹 セメントを丁寧に除去して治療完了!
3回目:最終チェック
✅ 噛み合わせの確認
✅ 違和感の有無をチェック
📅 今回は定期健診もあわせて実施しました

まとめ
当院では、 精度の高い技工所との連携 により、見た目の美しさと機能性を兼ね備えた治療を提供しています。セット時には細部まで調整を行い、 違和感なく快適に使えるように仕上げています。
治療後も定期的なメンテナンスを行い、長く安心してお使いいただけるようサポートいたしますので、ぜひご相談ください😊